THCとは?ハイになるメカニズム

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Weed (大麻) を吸うと High (ハイ) になります。このブログを読まれている方は、Highとはどんなものが既に自分の経験で知っているかもしれません。いや、まだ経験したとことはないけれど、どんなものか知りたいという人もいるでしょう。

 

今までの脳科学の研究でHighを引き起こしているのは、大麻に含まれるTHCという化学物質であることがわかっています。

 

THCとはWeed (大麻) の中にある100種類以上見つかっているのカナビノイド類の化学物質の一つに過ぎません。しかしTHCは人間の脳内で起こすHighによって、常にWeedの論争/研究の中心にあります

本記事の内容

⑴ THCはWeedのどこにあるか?どんな外見をしているのか?

(2) 化学物質としてのTHC、何が特別?

(3) Highになる脳のメカニズム、キーは人間がすでに持っている脳のレセプター

 

 

THCはWeedのどこにある?

THCはWeedのメスの花の部分、いわゆるバッズ (Buds) に最も多く存在します。
オスのWeedや、メスのWeedであっても葉や茎、そして根などにも私達が摂取してHighになるほどの濃度では含まれません。そのため多くの場合、オスのWeedや、メスの葉や茎は収穫後利用されず捨てられます。THCが含まれている部分のまとめ。

  茎、葉、根
メスのWeed Budsと呼ばれる部分。
THCを含む。
THCをほとんど含まない。
オスのWeed THCを含まない。  THCを含まない。

 

 

THCはテルペン (Terepene) に含まれている

 

では次に顕微鏡を持って、より細かくTHCがバッズ (Buds) のどこにあるのかを見ていきましょう。
Budsを顕微鏡で見てみると、透明な水滴のようなものが無数にあることが分かります。

 

 

THCを拡大した写真

 

 

THCはこの水滴のようなものの中に豊富に含まれています。
この水滴のようなものは、植物学的にはテルペン (Terepene)と呼ばれています。
テルペン(Terpene)は大麻だけが持つものでなく、植物の持つ匂いやそれを摂取したときの効能などを作り出す植物が持つ化学物質の総称になります。

 

興味深いことですがテルペンは植物によって異なるものが作られます。
身近なところですと、メントールやハッカなどはミントという植物のテルペン(Terepene)を原材料として作られています。
またリフレッシュに役立つ柑橘系の香りは、リモネンとうレモンなどが自然に作り出すテルペン (Terepene)が原材料です。

 

ここでちょっと横道。そもそもどうしてTHCというはテルペン(Terpene)を作るようになったのでしょうか?これは厳しい自然界で生存・子孫を残す確立を高めるための進化の結果です。

子孫を残すための種は、Buds (メスのWeedの花)内に作られます。Budsは種のゆりかごとも言えます。もしすぐに種を作るのに必要なBudsを鳥や動物に食べられてしまうと、種を作ることができません。種をしっかり作る時間をかせげるように、鳥や動物が嫌がるようなテルペン(Terepene)であるTHCを作るようになったと考えられます。人間はこのWeedの進化を逆手にとってHighになっているともいえますね。

 

 

化学物質としてのTHC

THCの正式名称はTetraHydroCannabinol。
THCは30年前にDr. Allyn Howlettという科学者によって発見されました。
THCは喫煙やEdible (THCを含む食べ物)によって体内に取り込まれると、血液を通じ脳内に送られます。
THCは私達の脳内にあるEndocannabinoid system (ECS) という脳内物質と結びつくことで、Highと呼ばれる効果を作り出します。
かなり分かりづらいので、合言葉と合言葉でしか開かない扉の比喩を使って簡単に理解してみましょう。

 

THCは合言葉。「開けゴマ」。

ECSは合言葉でしか開かない扉。

Highは扉を開けた結果と言い換えることができます。

 

つまり私達人間は、THCという合言葉によって利用することのできる脳の機能を進化の過程でもつようになりました。
この特殊な機能をECSと呼び、これがTHCと結合した結果様々な脳内物質を作り出し私達をHighにします。
THCとECSが結合した結果発生する脳内物質は、喜びを増幅させるものや空腹感を作る物質などがあることが知られています。

 

 

ECSはまだ研究が始まったばかりの脳の機能ですが、THC以外にも「合言葉」となるような物質が一つ知られています。
これはAbandamideと呼ばれる物質で、THCとは異なり脳内で作り出される物質です。
これは脳内のレセプターであるECSとTHCと同様に結びつき、マラソンランナーなどがよく語るランナーズハイを引き起こすと考えられています。

 

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